お風呂を沸かしたときに、ふわふわと浮いている黒いカスを見つけると、びっくりしますよね。特に小さなお子さんがいたりすると、この給湯器から出た黒いカスは体に悪いんじゃないか、お湯に毒が混ざっているのでは……と不安になるのも無理はありません。エコキュートやガス給湯器を使っていると、追い焚き配管の汚れやゴムパッキンの劣化、あるいは銅の錆などが原因で、こうした黒い粒が出てくることがあるんです。この記事では、原因の見分け方や対策、修理費用の目安、さらには賃貸での大家さんへの相談方法まで、私が詳しく調べた内容をシェアします。これを読めば、今すぐ何をすべきかがハッキリわかりますよ。
- 黒いカスの正体を指で触って簡単に見分ける方法
- 銅の錆やゴム片が人体に与える影響と健康被害の有無
- 市販のジャバなどの洗浄剤とプロのクリーニングの違い
- 故障時の修理費用や賃貸物件での費用負担のルール
\ 口コミや価格を徹底比較 /
給湯器のお風呂で黒いカスが出ても体に悪い毒はない?

お風呂に黒いものが出てくると「もしかして毒?」と焦ってしまいますが、実はその正体を知れば少し安心できるかもしれません。まずは、そのカスがどこから来ているのか、そして本当に健康に害があるのかをチェックしてみましょう。
指で潰れる黒いカスの正体は追い焚き配管の皮脂汚れ
浴槽に浮いている黒いカスを指でつまんで、軽くすり潰してみてください。もし跡形もなく簡単に潰れて消えてしまうなら、それは配管の中に溜まった「湯泥」や「バイオフィルム」と呼ばれるものです。
これは入浴中に出た人間の皮脂や石鹸カスが、追い焚き配管の中で細菌と結びついて固まったものなんですね。配管内の温度は雑菌が繁殖しやすい35度〜45度くらいなので、どうしてもこうした汚れが蓄積してしまいます。見た目は悪いですが、これ自体に強力な毒性があるわけではありません。ただ、汚れが溜まっているサインなので、定期的にお掃除が必要です。
ジャバで落ちないゴムパッキンの劣化による黒い粒
指で触ったときに「ビヨーン」と伸びたり、手に黒いインクのような筋がついたりする場合は、給湯器の内部や配管の接続に使われている「ゴムパッキン」が劣化して剥がれ落ちたものです。
ゴムは熱や水道水に含まれる塩素によって、長い年月をかけてボロボロになっていきます。こうなると、市販のジャバなどの洗浄剤をいくら使っても解決しません。なぜなら、汚れではなく「部品そのもの」が削れて出てきているからです。これは給湯器からのSOSサインで、放置すると水漏れなどの大きなトラブルにつながることもあるので注意が必要です。
銅の錆びである緑青は体に悪い猛毒ではないという事実
もしカスが硬くてザラザラしており、青緑色や茶色が混ざっているなら、それは給湯器内の熱交換器(銅製)から出た「銅の錆」かもしれません。
昔は「銅の錆(緑青)は猛毒」なんて言われていましたが、実はこれは大きな誤解なんです。厚生省(現在の厚生労働省)の研究でも、緑青は無害であることが証明されています。万が一、お風呂のお湯と一緒に微量を飲み込んでしまったとしても、人体に吸収されずにそのまま排出されるので、過度に心配する必要はありません。設備としてはメンテナンスが必要な状態ですが、健康面でパニックになる必要はないと言えますね。
賃貸の給湯器から黒いカスが出た時の大家への連絡方法
賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は、勝手に業者を呼ぶ前に必ず大家さんや管理会社に連絡しましょう。給湯器は「付帯設備」なので、経年劣化によるトラブルであれば、修理費用は原則として大家さん負担になります。
連絡するときは「いつから出ているか」「どんな見た目のカスか」を伝えるとスムーズです。「お風呂が不衛生で使えない」ということを誠実に伝えれば、迅速に対応してもらえることが多いですよ。もし対応が遅い場合は、製造年月をチェックして「10年以上経っているので寿命ではないか」と相談してみるのも一つの手です。
エコキュートの貯湯タンクに溜まる汚れと除去の必要性
エコキュートを使っているご家庭の場合、お風呂の汚れの原因が「貯湯タンク」にあることも。タンクの底には、数年かけて水道水に含まれる不純物や沈殿物が溜まっていきます。
これを放置すると、お湯と一緒に汚れが混ざって出てくる原因になります。年に2〜3回程度、タンクの排水口から数分間お湯を抜く「水抜き」作業を行うだけで、カスの発生をかなり抑えることができます。取扱説明書を見ながら自分でもできる作業なので、ぜひ試してみてくださいね。
お風呂の黒いカスは給湯器の故障?体に悪いリスクと対策

黒いカスの正体がわかったところで、次は「どうやって解決するか」についてお話しします。自分でできることと、プロに任せるべきことの境界線を知っておくことが、無駄な出費を抑えるコツですよ。
市販の配管洗浄剤で解決しない場合の専門業者による洗浄
「ジャバをやっても全然黒いカスが止まらない!」という声をよく聞きます。市販の洗浄剤はあくまで日常的な除菌や軽い汚れ落とし用なので、数年分溜まった頑固なバイオフィルムを根こそぎ剥がすのは難しいんです。
そんな時は、プロの「風呂釜洗浄」を検討してみましょう。特殊なマイクロバブルや強力な薬剤を使って、配管の奥にこびりついた汚れをゴッソリ書き出してくれます。相場はだいたい20,000円〜25,000円前後。1年に1回プロに頼むだけで、お風呂の清潔感が劇的に変わります。
劣化部品の修理費用と熱交換器の交換にかかる料金相場
ゴムパッキンの劣化や銅の錆が原因の場合、洗浄では直りません。部品の交換修理が必要になります。
一般的な修理費用の目安としては以下の通りです。
- パッキン交換: 出張費込みで1万円〜2万円程度(場所による)
- 熱交換器の交換: 3万円〜6万円程度
あくまで一般的な目安ですが、部品代に加えて技術料や出張費がかかるので、意外と大きな出費になります。製造から7年以内くらいなら修理がお得ですが、それを超えている場合は他の部品も傷んでいる可能性が高いので、慎重に判断したいところですね。
設置から10年を過ぎた給湯器の交換時期の見極め方
給湯器の寿命は、一般的に10年〜15年と言われています。もしお使いの給湯器が設置から10年以上経っていて黒いカスが出てきたなら、それは「そろそろ寿命だよ」という合図かもしれません。
修理をしても別の場所がすぐに壊れて、結局修理代が積み重なってしまう「修理貧乏」になるパターンも多いです。最新の給湯器(エコジョーズなど)は燃費も良く、長い目で見れば交換した方が安上がりなこともあります。20万円前後の費用はかかりますが、安心を買うという意味でも全交換を視野に入れるタイミングと言えるでしょう。
追い焚き配管のバイオフィルムが招く感染症の健康被害
黒いカスそのものに猛毒はないとお伝えしましたが、一点だけ注意したいのが「細菌」です。配管内のドロドロしたバイオフィルムは、レジオネラ菌などの増殖を助けてしまいます。
これを吸い込んでしまうと、高齢者や小さなお子さんはレジオネラ肺炎などの感染症にかかるリスクがゼロではありません。黒いカスを「ただの汚れ」と侮らず、衛生面を考えて早めに対処することが、本当の意味で家族の健康を守ることにつながります。
給湯器のお風呂の黒いカスが体に悪いか不安な方への結論
最後にまとめると、お風呂に浮く黒いカスは、銅の錆やゴム片であれば化学的な毒性は低く、すぐに体に悪い影響が出ることはまずありません。 しかし、それが放置された汚れ(バイオフィルム)であれば、細菌感染のリスクという別の健康被害が考えられます。
まずは指で触るテストをして、汚れなのか部品の劣化なのかを確かめてみてください。汚れならプロの洗浄、部品の劣化なら修理か交換を検討しましょう。正確な状況判断のためには、メーカーの公式サイトで症状を確認したり、信頼できる専門業者に見積もりを依頼したりするのが一番確実です。
早めの対策で、安心して入れる清潔なお風呂を取り戻しましょうね。
\ 口コミや価格を徹底比較 /

コメント