ガスの元栓がどこにあるか、特にマンションやアパートに住み始めたばかりだと迷うことがありますよね。引っ越し当日に「お湯が出ない!」と焦ったり、地震の後にガスが止まってしまったり。そんな時に場所を知らないと、寒い中でお風呂にも入れず困ってしまいます。
この記事では、ガスの元栓の場所の探し方や、回らない時の対処法、さらにはマイコンメーターの復帰方法まで、私が調べた情報を分かりやすくまとめました。安全に関わることなので、正しい知識を持って対応したいですね。
- アパートやマンションにおけるガス元栓の具体的な設置場所
- ガスメーターが遮断された時の自分でできる復帰手順
- 元栓が固くて回らない時の正しい対処法と注意点
- 都市ガスとプロパンガスによる設備や管理体制の違い
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ガスの元栓どこにある?アパート・マンション別の設置場所まとめ

まずは基本となる設置場所について見ていきましょう。建物によってある程度のパターンが決まっているので、これを知っているだけで探す手間がかなり省けるかなと思います。
玄関横のパイプスペース内にあるガスメーターを確認
マンションや比較的新しいアパートの場合、最も一般的な場所が玄関ドアのすぐ横にある「パイプスペース(PS)」の中です。鉄製の扉がついていることが多く、そこを開けるとガスメーターと一緒に、水道のメーターや電気のブレーカーなどが並んでいます。
ガスメーターのすぐ近くにある、配管に付いているつまみが「元栓」です。基本的には居住者が自由に開け閉めできるラッチ構造になっていますが、たまに防犯上の理由で施錠されていることもあるみたいですね。その場合は、管理会社や管理人に連絡して開けてもらう必要があります。
集合住宅の共用廊下や階段付近のメーターボックス
中低層のマンションや、少し広めの団地のような造りだと、各部屋の玄関横ではなく、共用廊下や階段の踊り場付近に「メーターボックス」がまとめられているパターンがあります。
ここで注意したいのは、自分の部屋以外のメーターも並んでいることです。間違えて隣の家の元栓を閉めてしまうとトラブルの元になるので、必ずメーターに貼られている「部屋番号」のプレートを確認するようにしてください。
アパートの外壁や屋外通路の足元にある設置場所
2階建てのアパートや木造物件だと、建物の中にスペースがないため、1階の建物の外壁沿いに全戸分のガスメーターがズラッと並んでいるのをよく見かけます。
特にプロパンガス(LPガス)を使用している物件だと、大きなガスボンベの近くに設置されていることが多いですね。また、稀に駐車場やエントランス付近の地面にある「フタ」の中に隠れていることもあります。雪が多い地域だと、冬場に埋もれて場所がわからなくなることもあるので、あらかじめ位置を特定しておくのが安心かなと思います。
キッチン下のコンロ用器具栓や給湯器付近の配置
外にある「主栓」とは別に、家の中にもガス機器ごとに元栓があります。これを「器具栓」と呼びます。
- キッチンのコンロ: ビルトインタイプなら、コンロ下の収納扉を開けた奥の方にあります。古いアパートなら、コンロのすぐ横に露出しているタイプも多いですね。
- 給湯器: ベランダや屋外の壁に付いている給湯器の下部、配管の途中にレバーが付いています。
お湯だけが出ない、あるいはコンロだけがつかないといった場合は、こちらの器具栓が閉まっていないかチェックしてみてください。
ガスの元栓の種類とレバーやハンドルの操作方法
元栓の形にはいくつか種類がありますが、操作方法は意外とシンプルです。
- レバー式(コック式): 今の主流です。レバーが配管と同じ向き(並行)なら「開」、垂直なら「閉」です。2008年以降に設置されたものは、水色のつまみになっていて、押し込みながら回すロック機構がついていることが多いですね。
- ハンドル式: 水道の蛇口のような円形のタイプです。時計回りに回すと閉まり、反時計回りに回すと開きます。
- ネジ式: メンテナンス用で、マイナスドライバーや硬貨で回すタイプです。これは普段私たちが触ることはあまりないかもしれません。
ガスの元栓はどこ?アパート・マンションの安全管理と復旧ガイド

場所がわかっても、いざという時に操作できないと困りますよね。元栓が固まっていたり、地震で自動停止してしまったりした時の解決策をご紹介します。
固くて回らない時の対処法と潤滑剤使用の禁止事項
長年触っていない元栓は、錆びたりグリスが固まったりして、びくともしないことがあります。そんな時の対処法ですが、絶対にやってはいけないのが「市販の潤滑スプレー(KURE 556など)」を吹きかけることです。
潤滑剤に含まれる成分が、ガス栓内部の大事なゴムパッキンを溶かしてしまい、後からガス漏れを引き起こす危険があるそうです。これは本当に怖いので注意してください。
自力で試せるのは以下の方法です。
- 滑り止めを使う: ゴム手袋をはめて回すと、グリップ力が上がって回ることがあります。
- 温める: 蒸しタオルでバルブ周辺を温めると、中のグリスが柔らかくなって動きやすくなることがあります(熱湯はNGです)。
これでもダメなら、無理に回して配管を壊す前に、ガス会社や管理会社に連絡して修理や交換を依頼するのが一番安全です。
メンテナンスのポイント
- 固着は経年劣化が原因であることが多い
- 賃貸なら、故意の破損でなければオーナー側の負担で直してもらえるはず
マイコンメーターが遮断された時の復帰手順と注意点
地震(震度5相当以上)の後や、ガスの長時間出しっぱなしを検知すると、メーターにある「マイコン」が勝手にガスを止めてくれます。この時、元栓が開いていてもガスは出ません。メーターの液晶に「ガス止」と出ていたり、赤いランプが点滅していたりしたら、以下の手順で復帰させましょう。
- すべてのガス機器を止める: 室内外のコンロや給湯器のスイッチを切り、器具の栓をすべて閉めます。
- 復帰ボタンを押す: メーターの左上あたりにある黒いキャップを外し、中のボタンをグッと奥まで押し込みます。ランプが点灯したらすぐ指を離してください。
- 3分間待つ: ここが重要です。ランプが再び点滅し、マイコンが「ガス漏れがないか」をチェックしています。この間、絶対にガスを使ってはいけません。
- 点滅が消えたら完了: 液晶の表示が消えれば、元通り使えます。
都市ガスとプロパンガスで異なる設備の特徴と管理
住んでいる物件が「都市ガス」か「プロパンガス」かで、万が一の時の対応が少し変わります。
- 都市ガス: 空気より軽いので、漏れたら天井付近に溜まります。換気は上の窓を開けるのが効果的です。
- プロパンガス: 空気より重いので、足元に溜まります。掃き出し窓を開けて、ほうきで外に掃き出すようなイメージで換気する必要があります。
また、プロパンガスはガス会社が遠隔で監視しているシステムが多く、私たちが気づく前にセンター側で止めてくれることもあるみたいです。
故障や修理が必要な時の費用負担と管理会社への連絡
ガスが出ない原因が、元栓の故障や給湯器の寿命だった場合、アパートやマンションの居住者が修理代を払う必要は原則ありません。設備の修繕義務はオーナー(大家さん)にあるからです。
勝手に業者を呼んでしまうと費用を請求できないトラブルになる可能性があるので、まずは管理会社に「お湯が出ない」「元栓が動かない」と現状を伝えましょう。ただし、料金の未払いで止められている場合は、支払い後に再開手続きが必要になります。
災害時の安全確保とガスの元栓の閉め方に関する心得
大きな地震が発生した時、火が出ていなければ、まずは自分の身を守るのが優先です。揺れが収まってから、二次災害を防ぐために元栓を閉めるようにしましょう。
避難所へ行くなど家を長く空ける時は、メーター横の主栓を閉めておくと安心です。もしガス臭いと感じたら、電気のスイッチには絶対に触れないでください。小さな火花でも引火する恐れがあるため、窓を開けて自然換気を行い、外に出てからガス会社へ通報しましょう。
ガスの元栓はどこ?アパートやマンションの入居時に役立つ知識
ガスの元栓が「どこ」にあるかを知っておくことは、単なる引っ越し作業の一環ではなく、自分や家族の命を守るための大切な備えだと言えます。
アパートでもマンションでも、普段から場所を確認しておけば、地震の際の復帰操作も焦らずに行えますよね。自分だけで判断するのが難しいときは、専門家やガス会社に相談するのが一番です。今回紹介した内容が、皆さんの安全で快適な生活の助けになれば嬉しいです。
※数値や費用などは一般的な目安です。正確な情報は契約しているガス会社の公式サイト等をご確認ください。最終的な判断や修理の依頼は、必ず専門家にご相談ください。
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