お使いの給湯器に突然「173」というエラーが表示され、お困りではないでしょうか。このブログでは、ノーリツやリンナイ、大阪ガスなど主要メーカーの給湯器で発生するエラー173について、ご自身でできるリセットを用いた直し方から、それでも解決しない場合の対処法、そして気になる修理費用まで、網羅的に解説していきます。突然のトラブルにも落ち着いて対応できるよう、分かりやすく情報をお届けします。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- エラー173が発生する具体的な原因
- 誰でも簡単に試せる正しいリセット手順
- リセットで直らない場合に取るべき行動
- 修理や交換にかかる費用の目安と依頼先の選び方
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給湯器エラー173のリセット方法と原因

- 給湯器エラーの直し方をブログで解説
- ノーリツ給湯器エラー173の主な原因
- 大阪ガス給湯器エラーコード173とは
- 給湯器のエラーをリセットするには?
- リンナイ173エラーのリセット手順
- 給湯器のエラー173のリセット方法は?
給湯器エラーの直し方をブログで解説
給湯器にエラーコード「173」が表示されると、お湯が使えなくなる可能性があり、非常に不便を感じることでしょう。しかし、エラーの内容を正しく理解すれば、落ち着いて対処できます。
このブログ記事では、エラー173がどのような状態を示しているのか、そしてご自身で安全に試せる直し方について、手順を追って丁寧に説明します。多くの場合、専門業者を呼ぶ前に試せる簡単なリセット作業で復旧することがあります。一方で、リセットしても改善しない場合の適切な対応策も知っておくことが大切です。この記事を通じて、エラー173に関する不安を解消し、適切な一次対応ができるようになることを目指します。
ノーリツ給湯器エラー173の主な原因
エラーコード173が表示される原因は、主に二つ考えられます。メーカーがノーリツであっても他のメーカーであっても、原因は共通しています。
一つ目の、そして最も一般的な原因は「暖房回路の漏水」です。給湯器は、床暖房や浴室暖房乾燥機といった温水を利用する暖房設備と接続されています。この暖房用の温水が循環する配管のどこかで、水漏れが発生していることを給湯器本体が検知した場合に、このエラーが表示されます。漏水はごくわずかな量でも検知されることがあります。
二つ目の原因は「配管内への空気の混入」による誤検知です。長期間使用していなかった暖房機能を使い始めた際や、設置直後などに、配管内に空気が溜まっている(エアが噛んでいる)状態だと、給湯器がそれを漏水と誤って判断し、エラーを表示させることがあります。これは実際の故障ではない一時的な現象である可能性が高いです。
大阪ガス給湯器エラーコード173とは
エラーコード173は、全ての給湯器で表示されるわけではありません。このエラーは、お湯を供給する機能だけでなく、温水を利用した暖房機能を持つ「給湯暖房機」と呼ばれる機種で発生する特有のコードです。具体的には、温水式の床暖房や浴室暖房乾燥機、パネルヒーターなどが設置されているご家庭で使われる給湯器が対象となります。
リンナイ、ノーリツ、パロマ、そして大阪ガスといった主要なメーカーは、それぞれ独自の給湯器を製造していますが、エラーコード173が示す異常の内容は、どのメーカーでも「暖房回路の漏水検知」でほぼ同一です。
メーカーによる呼称の違い
エラーコードの数字は「173」で共通していますが、リモコンに表示される異常の名称は、メーカーによって若干の違いが見られます。
メーカー | エラーコード | 主な異常内容の呼称 |
---|---|---|
リンナイ | 173 | 暖房水もれ検知 |
ノーリツ | 173 | 暖房回路漏水検知 |
大阪ガス | 173 | 暖房漏水異常 |
このように呼称に細かな違いはありますが、示している原因や基本的な対処法は同じであると理解して問題ありません。
給湯器のエラーをリセットするには?
エラー173が表示された際に、まず最初に試していただきたいのが給湯器本体のリセットです。前述の通り、配管内の空気混入など一時的な不具合が原因の場合、このリセット作業だけでエラーが解消され、正常に復旧することが少なくありません。
リセット作業は非常に簡単で、専門的な知識や工具は一切不要です。ただし、手順を誤ると機器に負担をかける可能性もゼロではないため、正しい手順で行うことが求められます。次の項目で、具体的なリセット手順を詳しく説明しますが、基本的には給湯器リモコンの電源を一度切り、少し時間をおいてから再び電源を入れるという単純な操作になります。この作業で、給湯器の電子制御システムが初期状態に戻り、エラー検知も一旦リフレッシュされます。
リンナイ173エラーのリセット手順
ここではリンナイ製品を例に挙げますが、これから説明するリセット手順は、ノーリツや大阪ガスなど他のメーカーの給湯器でも同様に行えます。
ステップ1:給湯器リモコンの電源を切る
まず、キッチンや浴室に設置されている給湯器のリモコンの「運転」あるいは「電源」ボタンを押して、電源をオフにしてください。リモコンが複数ある場合は、いずれか一つのリモコンで操作すれば、全ての電源が連動して切れます。
ステップ2:1分ほど待つ
電源を切ったら、すぐに電源を入れ直すのではなく、必ず1分ほど時間をおいてください。この時間で給湯器内部のコンピューターが完全にリセットされます。時間を置かずにすぐに電源を入れ直すと、エラーの記憶がリセットされずに残ってしまう可能性があります。
ステップ3:再度電源を入れる
1分以上経過したら、再度リモコンの「運転」または「電源」ボタンを押し、電源を入れます。このとき、リモコンの液晶画面から「173」のエラー表示が消えていれば、リセットは成功です。お湯を出してみて、正常に作動するかを確認しましょう。
給湯器のエラー173のリセット方法は?
前述の手順でリセットを行い、エラー表示が消えた場合は、どのような原因が考えられるのでしょうか。
リセット操作のみでエラーが解消された場合、その原因は「配管内の気泡混入による誤検知」であった可能性が非常に高いと考えられます。これは、実際の水漏れではなく、システムの一時的な不具合です。そのため、エラーが再発しない限りは、そのまま給湯器を使い続けていただいて問題ありません。特に、冬の初めに久しぶりに床暖房をつけた時などに発生しやすい現象です。
ただし、リセットで一旦エラーが消えても、数時間後や翌日に再び同じエラーが表示される場合は注意が必要です。その場合は、誤検知ではなく、実際に配管のどこかで微量な水漏れが起きている可能性が高まります。
給湯器エラー173がリセットできない時の対処法

- リセットで直らない場合は専門業者へ
- エラーコード173の修理費用はいくら?
- 修理と交換どちらを選ぶべきか解説
- 給湯器交換の依頼先と注意点
- 給湯器エラー173のリセット総まとめ
リセットで直らない場合は専門業者へ
紹介したリセット手順を試してもエラー表示が消えない場合や、リセット直後は直るものの、すぐにエラーが再発してしまう場合は、ご自身での対処には限界があります。このような状況は、給湯器本体や暖房用の配管で実際に水漏れが発生している可能性を示唆しています。
暖房用の配管は、給湯器の周辺だけでなく、床下や壁の中など、建物の内部に張り巡らされています。そのため、どこで水漏れが起きているのかを特定するには、専門的な知識と機材が不可欠です。無理にご自身で原因を探ろうとすると、かえって被害を拡大させてしまう恐れもあります。
したがって、リセットで改善しない場合は、速やかに給湯器のメーカー、設置を依頼した工務店、または信頼できるガス会社や給湯器専門業者に連絡し、点検と修理を依頼することが賢明な判断となります。
エラーコード173の修理費用はいくら?
エラー173の修理費用は、故障の原因や箇所によって大きく変動するため、一概に「いくら」と断定することは難しいのが実情です。ただ、おおよその目安を知っておくことで、業者からの見積もりが妥当かどうかを判断する助けになります。
費用の内訳は、主に「出張費」「点検・診断料」「技術料」「部品代」で構成されます。
修理内容 | 費用の目安(税込) | 備考 |
---|---|---|
パッキン等の消耗品交換 | 8,000円 ~ 20,000円 | 比較的軽微な修理 |
配管の漏水箇所修繕 | 20,000円 ~ 50,000円 | 漏水箇所や作業の難易度による |
給湯器内部の部品交換 | 15,000円 ~ 40,000円 | 交換する部品によって変動 |
床暖房パネル等の交換 | 50,000円 ~ | 大規模な工事になる場合も |
これはあくまで一般的な目安です。特に床下など、確認が難しい場所での漏水修繕は、作業が大掛かりになり、費用が高額になる傾向があります。正確な費用については、必ず業者に現場を確認してもらった上で、詳細な見積もりを依頼してください。
修理と交換どちらを選ぶべきか解説
修理費用が高額になる場合、給湯器本体を新しいものに交換した方が長期的に見て経済的であるケースもあります。修理か交換かの判断は、主に「給湯器の使用年数」と「修理費用の金額」を基準に考えるのが一般的です。
判断の目安
- 使用年数が7年未満の場合
この期間であれば、修理して使い続けるのが基本的な選択肢となります。部品の供給も安定しており、比較的安価な修理で済むことが多いでしょう。 - 使用年数が7年~10年の場合
判断が難しい時期です。修理費用が高額(例えば5万円以上)になるようであれば、交換も視野に入れ始めると良いかもしれません。他の部品も経年劣化している可能性があり、修理後に別の箇所が故障するリスクも考えられます。 - 使用年数が10年以上の場合
メーカーが定める設計上の標準使用期間が10年であることが多いため、この年数を超えている場合は、交換を強く推奨します。修理用の部品がメーカーで製造終了となっている可能性もあります。一度修理しても、次々と別の不具合が発生する可能性が高く、結果的に修理費用が嵩んでしまうことも少なくありません。
最終的には、業者からの見積もり内容と、ご自身の今後のライフプランを考慮して、最適な選択をすることが大切です。
給湯器交換の依頼先と注意点
給湯器の修理や交換は、専門的な資格がなければ行うことができません。無資格者が作業を行うと、ガス漏れによる一酸化炭素中毒や火災など、命に関わる重大な事故を引き起こす危険性があります。
資格の必要性
給湯器の設置には、「ガス可とう管接続工事監督者」や「給水装置工事主任技術者」など、ガスと水道の両方に関する複数の資格が必要です。無資格での工事は法律で禁止されており、罰則の対象にもなります。
DIYの絶対的な禁止
インターネット上には様々な情報がありますが、給湯器の修理や交換をDIYで行うことは絶対にやめてください。事故のリスクが非常に高いだけでなく、万が一ご自身で手を加えた場合、メーカーの保証は一切受けられなくなります。
適切な依頼先
給湯器の交換は、以下のような専門業者に依頼しましょう。
- ガス会社(お使いの都市ガス・プロパンガス会社)
- 給湯器メーカー
- 給湯器専門業者
- リフォーム会社や工務店
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、保証内容やアフターサービスの充実度も比較検討することをおすすめします。
給湯器エラー173のリセット総まとめ
この記事で解説した、給湯器エラー173に関する重要なポイントを以下にまとめます。
- エラー173は給湯暖房機で発生する暖房回路の漏水検知エラー
- 主な原因は実際の水漏れか配管内への空気混入による誤検知
- リンナイやノーリツなどメーカーが違っても原因と対処は同じ
- 最初に試すべきはリモコンの電源を入れ直すリセット作業
- リセット手順は電源を切り1分以上待ってから再度電源を入れる
- リセットで直れば空気混入が原因の可能性が高くそのまま使用可能
- リセットで直らない場合は実際の水漏れの可能性が高い
- エラーが再発する場合も水漏れを疑うべき
- ご自身での漏水箇所の特定や修理は困難で危険
- リセットで改善しない場合は速やかに専門業者に連絡する
- 修理費用は原因や箇所により大きく変動する
- 使用年数が10年を超えている場合は交換を検討するのが賢明
- 給湯器の修理や交換には専門の資格が必要
- ガス漏れや一酸化炭素中毒のリスクがあるためDIYは絶対にしない
- 業者を選ぶ際は料金だけでなく保証内容も確認する
\ 口コミや価格を徹底比較 /
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