団地のお風呂って、あのバランス釜が場所を取っていてどうしても浴槽が狭くなってしまいますよね。「足を伸ばしてゆったりお湯に浸かりたい」と思うのは私だけじゃないはずです。でも、いざリフォームをしようと調べ始めると、壁貫通型給湯器やユニットバスにする場合の工事費込みの費用相場がわからなかったり、何か致命的なデメリットがあるんじゃないかと不安になったりしませんか?特に古い団地だと、水圧が弱くならないかとか、工事の音が近隣に迷惑をかけないかといった評判も気になるところかなと思います。この記事では、そんな団地リフォームに関する疑問を一つひとつ解消していきますね。
- バランス釜から壁貫通型へ交換する費用の現実的な目安
- 団地特有の工事で発生しやすい追加費用の詳しい内訳
- 水圧や騒音などリフォーム前に知っておくべきデメリット
- 失敗しないための業者選びと申請手続きのポイント
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壁貫通型給湯器団地ユニットバスの工事費込み相場とデメリット

まずは皆さんが一番気になっているであろう「お金」の話と、基本的なリフォームの内容について見ていきましょう。団地のお風呂リフォームは、単に機器を入れ替えるだけの工事とは少し事情が異なるんですよね。ここでは、費用の相場感や具体的な工事の内容、そして事前に知っておくべきリスクについて掘り下げてみたいと思います。
バランス釜撤去とホールインワン浴槽のリフォーム費用
団地にお住まいの方ならお馴染みの「バランス釜」。浴槽の横にあって、ハンドルを回して点火するあれですね。これを撤去して、壁の穴(貫通部)にすっぽり収まる「壁貫通型給湯器(ホールインワン給湯器)」に変える工事は、浴室を広くするための定番メニューです。
気になる費用ですが、今の浴室のタイル床や壁をそのまま残して、給湯器と浴槽だけを交換する場合の目安は、工事費込みでだいたい15万円から30万円くらいになることが多いようです。
具体的には、8.5号や16号といった給湯器の本体価格に加え、あの狭かった浴槽が1100mm〜1200mmの広々とした浴槽(ポリバスなど)に変わるための部材費、そして撤去や設置の作業費が含まれます。
一方で、在来工法の浴室を解体して、壁貫通型給湯器対応のユニットバスにフルリフォームする場合は、70万円から150万円程度と、ぐっと金額が上がります。これは製品のグレードや断熱材の有無によっても大きく変わってくる部分ですね。正直なところ、決して安い買い物ではないので、複数の見積もりを取って比較することが大切かなと思います。
団地お風呂リフォームの工期や日数と追加費用の内訳
「工事費込み」と書かれている見積もりを見ても、実はそこに含まれていない費用があること、ご存知でしたか? ここが見落としがちなポイントなんですが、団地のリフォームでは標準工事以外の追加費用が発生しやすいんです。
まず、バランス釜は電気を使わずに乾電池で着火するタイプが多いですが、壁貫通型給湯器は100Vの電源が必要になります。もし浴室近くにコンセントがない場合は、分電盤から専用回路を引く電気工事が必要になり、これで1.5万〜3万円ほどかかることがあります。
また、ガス栓の位置変更や、古いガス管(ゴム管など)を金属可とう管に交換する工事で2万〜4万円程度。さらに、排水管の位置を変えるためにコンクリートを削る(ハツリ工事)必要があれば、その費用も上乗せされます。
工期については、給湯器と浴槽の交換だけなら半日から1日で終わることが多いですが、ユニットバスへのフルリフォームとなると、解体から設置まで3日〜5日程度は見ておいたほうが良いでしょう。エレベーターがない団地の上層階だと、資材を運ぶための「揚重費」が追加されることもあるので、事前の現地調査でしっかり確認しておきたいですね。
16号と8号の違いや水圧問題と号数変更時の注意点
給湯器を選ぶときに「号数」で迷う方も多いんじゃないでしょうか。一般的に、8.2号(または8.5号)と16号の2種類が主流です。
簡単に言うと、号数は「水温+25℃のお湯を1分間にどれだけ出せるか」という能力を示しています。
- 8.2号: バランス釜からの移行としては標準的。一人暮らしや、シャワーと台所を同時に使わない家庭なら十分かも。
- 16号: 戸建て並みのパワフルな給湯能力。シャワーの勢いを強くしたい方や、家族で住んでいる方に向いています。
ただ、ここで注意が必要なのが「団地の給水管」の問題です。いくら給湯器を16号にしてパワーアップさせても、元々の水道管が細かったり、サビで詰まり気味だったりすると、物理的に水が供給されず、宝の持ち腐れになってしまうことがあるんです。いわゆるオーバースペック状態ですね。
特に古い団地では13mm径の細い管が使われていることも多いので、号数を上げる場合は、管理組合や業者さんに「ウチの団地で16号の性能は出し切れますか?」と相談してみるのが安心かなと思います。
浴室の寒さ対策と断熱パネルやユニットバスの二重構造
団地のお風呂って、北側にあることが多くて冬場は本当に寒いですよね。タイル貼りの床だと、足を踏み入れた瞬間にヒヤッとして、心臓にも悪そうです。
この寒さを解消するためにユニットバス化を検討される方も多いと思いますが、その効果はやっぱり大きいです。
ユニットバスは、既存のコンクリート壁の内側にもう一つ部屋を作るような「二重構造」になるので、空気の層ができて断熱性がアップします。さらに、オプションで断熱材入りの床や壁パネル、魔法瓶のような保温浴槽を選べば、お湯も冷めにくくなりますよ。
ただ、窓がある場合はそこから冷気が入ってくる(コールドドラフト現象)ので、内窓(二重窓)をつけたり、窓を塞いで断熱パネルを入れたりする対策を併用しないと、せっかくの効果が半減してしまうかもしれません。予算と相談しながら、どこまでやるか決めたいところですね。
ホールインワン給湯器の評判と排水音や結露のリスク
壁貫通型(ホールインワン)給湯器にして広くなったのはいいけれど、「意外なデメリットがあった」という評判も耳にします。その代表的なものが排水音と結露です。
古い団地のコンクリート床(スラブ)は厚みが薄いことが多く、ユニットバスにリフォームして床下に空間ができると、排水の音が太鼓のように響いて階下の部屋に伝わってしまうリスクがあります。これを防ぐには、防音部材を使ったり、配管の固定方法を工夫したりと、団地施工に慣れた職人さんの腕が重要になってきます。
また、気密性が高くなる分、換気が不十分だと結露がひどくなることも。団地によっては換気扇用のダクト穴が最初から空いていないことがあり、その場合は窓用換気扇で対応するか、管理組合の許可を得て壁に穴を開ける(コア抜き)必要があります。ただ、壁の穴あけは禁止されている団地も多いので、このあたりは事前に規約をしっかり確認しておかないと、後で困ることになりかねません。
壁貫通型給湯器団地ユニットバスの工事費込みとデメリット対策

ここまで費用の話や技術的な話をしてきましたが、団地リフォームにはもう一つ、「ルール」という大きな壁があります。分譲でも賃貸でも、自分の一存だけでは決められないことが多いんですよね。ここからは、トラブルを避けてスムーズに工事を進めるための対策や、知っておくと得する制度についてお話しします。
管理組合への許可申請と近隣挨拶や原状回復のルール
団地でリフォームをする際、絶対に避けて通れないのが管理組合や管理会社への申請です。「自分の家だから好きにしていいでしょ?」と思いがちですが、特に給排水管やガス管に関わる工事は共有部分に影響を与える可能性があるため、事前の承認が必須となっています。
分譲団地の場合、工事の申請書を提出してから許可が下りるまでに数週間かかることもありますし、上下左右の隣人への挨拶回りが義務付けられていることも多いです。解体工事中はかなりの騒音が出ますから、近隣トラブルを避けるためにも、挨拶は丁寧にしておいたほうが良いですね。
また、URや公社などの賃貸団地にお住まいの場合は、さらに厳しい「原状回復義務」があります。退去するときには、せっかく設置した壁貫通型給湯器や広い浴槽をすべて撤去して、入居時の状態(場合によっては風呂釜がない状態)に戻さなければならないケースが大半です。撤去費用も数万円単位でかかってくるので、トータルのコストを考えるときは、将来の撤去費まで頭に入れておいたほうが安全かなと思います。
梁や配管など構造的制約と対応サイズ規格の選び方
「せっかくユニットバスにするなら、カタログに載っているおしゃれなやつを入れたい!」と夢が膨らみますが、団地のお風呂は構造的に特殊な形をしていることが多いんです。
天井にコンクリートの梁(はり)が出っ張っていたり、部屋の隅に太い排水管のパイプスペース(PS)があったりして、一般的な規格サイズのユニットバスがそのまま入らない、なんてことがよくあります。
ここで重要になるのがサイズ選びです。
- 0.75坪サイズ (1216規格): 内寸1200mm×1600mm。標準的な団地なら入ることもありますが、梁があると加工が必要です。
- 団地特化型サイズ (1116規格): 内寸1100mm×1600mm。これが壁貫通型リフォームの王道サイズ。バランス釜があったスペースをうまく活用できる設計になっています。
もし部屋の形が複雑なら、タカラスタンダードなどのように2.5cm刻みでサイズオーダーできるメーカーの製品を選ぶと、デッドスペースを最小限に抑えて最大限広いお風呂を実現できるかもしれません。まずは現地調査で「どのサイズなら入るか」をプロに見てもらうのが確実ですね。
バリアフリー化や手すり設置に使える補助金制度活用
リフォーム費用を少しでも抑えたいなら、補助金制度を使わない手はありません。
特に団地にお住まいの高齢者がいらっしゃる場合、バランス釜の高い浴槽(またぎ高さが60cm以上あることも!)から、壁貫通型対応の浅い浴槽へ交換することは、立派な「バリアフリー改修」になります。
介護保険の認定を受けていれば、「住宅改修費」として最大20万円(自己負担は1〜3割)まで支給される可能性があります。手すりの設置や段差の解消も対象です。
また、自治体によっては独自の省エネ・バリアフリー助成金を用意しているところもあります。例えば、船橋市や習志野市のように10万〜20万円規模の補助金が出るケースもあるようですが、申請期間が限られていたり予算上限があったりするので、早めに役所の窓口や詳しい業者さんに聞いてみることをおすすめします。
水漏れトラブルや無資格DIYの危険性と業者の選定
最近はDIYがブームですが、給湯器の交換や浴室リフォームを自分で行うのは非常に危険ですし、法律違反になる可能性が高いので絶対にやめましょう。
ガスの接続には「ガス可とう管接続工事監督者」などの国家資格が必要ですし、電源工事には「電気工事士」、水道管には「給水装置工事主任技術者」の資格が必要です。もし無資格で工事をしてガス漏れや漏電、水漏れ事故を起こしてしまったら、自分だけでなく近隣住民の命に関わりますし、損害賠償も莫大な額になってしまいます。
業者さんを選ぶときは、価格の安さだけで決めずに「団地での施工実績」を重視してください。
団地の壁はコンクリートで硬く、配管も特殊なので、戸建ての経験しかない業者さんだと対応しきれないことがあります。「梁欠き加工」や「配管の切り回し」といった団地特有の工事に慣れているか、ホームページの施工事例などでチェックしてみると良いですね。地域密着でやっているところなら、万が一のトラブルの際にもすぐに駆けつけてくれる安心感があります。
壁貫通型給湯器団地ユニットバスの工事費込みとデメリット
ここまで見てきたように、団地の浴室を壁貫通型給湯器やユニットバスにする工事は、決して安い金額ではありませんし、工事費込みの総額が見えにくい部分もあります。それでも、バランス釜を撤去して浴槽が80cmから110cm以上に広がることは、毎日の生活の質を劇的に変えてくれるはずです。
水圧の制限や排水音といったデメリットは確かに存在しますが、事前に理解して対策をしておけば、ある程度はカバーできるものです。大切なのは、安易に決めてしまわずに、団地の構造を熟知した専門業者さんにしっかり現地調査をしてもらい、リスクも含めて納得してから工事を進めることですね。この記事が、皆さんの快適なバスタイム実現の第一歩になれば嬉しいです。
※本記事に記載している費用や制度は一般的な目安です。正確な情報は各自治体や専門業者へご相談ください。
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